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スワガット (2)

高田馬場駅から徒歩3分、早稲田通り、西友向かいあたりのインド料理店、スワガットの続報。

件のインド風中華料理を味わおうと、先々週のウィークデイに訪問。

さっそく、お店の男性に「野菜マンチュリアンと、ハッカヌドルください」と告げる。

しかし…。

ホームページで告知済みにもかかわらず、厨房での用意がまだ、だという。

えっ…。

という顔をしたら、店員の男性が必要以上にあせり出した。

いまメニュー来ない、来週来る、メニューない、キッチンできない、来週できる、今日メニュー来ない、とブロークン日本語で弁解する。

たしかに、メニューにまだ載っていないようだ。

翌週になら出せるらしい。

オッケー、オッケー。また今度来たとき、注文しますから。

ためしに「『茶半』ありますか?」と聞いてみる。

「茶半」は、できるらしい。

そう。例の「茶半」は、「炒飯」だったのであった(笑)。

さて。

出てきたのは、それほどインド風とも思えない「茶半」であったが、美味しくいただいた。多少スパイス風味で、バターで炒めた香りがし、具はトマト、ピーマン、ニンジン。

さらに、ためしに、「パニプリありますか?」と聞いてみた。

パニプリとは、インド国内では一般的だが、東京のインド料理店ではさほどポピュラーでもなく、まだ食べたことがなかったスナックの類。これも同様に、お店のメニューにはないが、ホームページでは告知されいる一品。

なんと、パニプリは、できるらしい!

わくわく。

それほど待つことなく、出てきました、出てきました。パニプリ。

ゴルフボール大の、内部が空洞になったカリカリ生地(揚げてある)の一部分をスプーンでこつこつと割る。たとえるならば、半熟卵の殻の頭を割って、そっからスプーンを差込み、中身を食べるときの、あの要領。で、穴の開いた、そのカリカリボールの内部に、つぶしたじゃがいも中心の具を詰め、さらに冷たくて甘酸っぱいスープを流し込んで、食べる。

カリカリが口の中で、パリっと割れた瞬間、冷たいスープが流れ出し、清涼感があふれる。そして、追っかけカリカリ生地と、じゃがいもの具を味わう。うーん、なんとも時間差。なんとも口内エンタテインメントな一品なのでした。ウマい!

ただし、以上の食し方が正しいとは限らないようだ。

ネットでパニプリの写真を見ると、具が詰まったカリカリボール自体が、じゃぶんとスープに浸かってしまっているのもある。

ま、いろいろなのかもしれない。

インドは広いのである。

細かいことは気にしないほうがいい。

パニプリのスープがさわやかで気に入ったので、店員さんに、どういうものか聞いてみた。

いわく、このスープ、「ジャルジーラ」なるもので、酸味はタマリンド、甘みは砂糖、あとはクミンなどのスパイスが入っているらしい。

はじめての美味である。

店員さんよれば、インド人みんなパニプリ大好き! だそうだ。

このカリカリボールをいくつか平らげ、あとは、南インドの一品、ウプマも注文。

ウプマはセモリナ粉の炒り煮で、これにサンバルとココナツチャトニがついてくる。

こちらも美味でした。

飲み物は、また一本250円のコロナビール。

また、例の店員さんがやってきて、今日インド風中華料理、メニューない、キッチンできない、インド風中華料理、金曜日大丈夫、あなた金曜日来て、食べられる、金曜日、大丈夫ね、あなた、金曜日来る!金曜日ね!とのこと。

金曜日…、件のベリーダンスの日である。

あー。

この人、きっとベリーダンスナイトを、盛り上げたいに違いない。

たぶん、そう(笑)。

踊りやすい服装で行かなくては(笑)。

スワガット (2)_a0130529_134087.jpg
by aroyaroy | 2009-08-17 23:48 | 高田馬場


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