カテゴリ:高田馬場( 26 )

ローズ・ファミリー・ストア ~ハラル食材店がオープン予定~

高田馬場、さかえ通りにハラル食材店がオープンするようだ。

※ハラルとはムスリムが食用可能な食品のこと。

開店スケジュールは「5月10日までにはオープン」といった、アバウトな感じだったが、ひょっとしたらもう開いているかもしれない。

すでに設置されている看板には、英語、日本語、ビルマ語、ヒンディー語、ベンガル語、マレー/インドネシア語が。

各国出身のムスリムの人たちをターゲットととしたお店のはずだが、おそらくミャンマーの人の経営だと思われる(違っているかもしれません)。

この種のハラルショップ、近隣の新大久保あたりにも、このところいくつか新しいお店ができていて、自宅のキッチンもアジアンなaroyaroyとしては、非常に嬉しい。

開店したら、またリポートします!

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by aroyaroy | 2010-05-08 01:29 | 高田馬場

やきとん みつぼ ~馬場駅ホームにまでとどろく熱気~

人気のやきとん屋。

そのむかし、呑み助の噂をきいて池袋店に行ったのがはじまり。

ジュンク堂の横を入って店前までいくと、席待ちの人が外まであふれて飲んでいる。満席だ。自分も外で飲みつつ、順番が来て、やっと中に案内される。

す、すごい。

お世辞にもきれいとは言えない(失礼!)店内には、肩寄せあうようにお客がぎゅーぎゅーに密集し、なにか得体の知れない熱気が渦巻いているではないか。

席について、ふと見回せば、目の前にいるひとり客の男が、ホッピー、刺し盛り(豚のホルモンの刺し身の盛り合わせ)、ポテトサラダで、淡々と飲んでいる。

し、しぶい。

生ビールとかではなく、ホッピー。そして、店でもっともハードコアな一品「刺し盛り」と、もっともどうでもいいような一品「ポテトサラダ」を組み合わせていることに、なにかある種のスタイリッシュさを感じ、いいな~と思った。

それが、第一印象。

そして、2008年夏に高田馬場店がオープン。

や、やばい。

通っちゃうよ。尿酸値かなり高くなってるのに(爆)。

得体の知れない熱気が渦巻くのは元祖池袋店と同じだが、穴ぐらっぽい池袋店と違って、馬場店はなんとも言えない開放感がある。

ちょうど今時分、温かくなってくると店の前面を全開放し、道に面した部分はテラス席のような感じになる。これがけっこう、いい感じ。

昨夜も行ってまいりました。

翌日からGW5連休の開放感も手伝ってか、店内完全満席。

生ビール、ホッピー、チューハイ、紅乙女。もちろん刺し盛りにポテトサラダ(笑)。串焼きはハツ、タン、ガツ、シロ、コブクロ、バラ…などなど。そして牛のハラミの刺身とか、牛のハート(心臓)ステーキ。おしんこや、生の蕪、枝豆も。うどのてんぷらなんてのもあったので、注文。最後は焼きそば。

2人だったけど、すこし注文しすぎて、飲みすぎる前に、食べすぎ。

刺し盛りとか、ハートステーキとか、ほかでは味わえないキラーメニューに誘われ、ついつい満腹に。

ハードコアって言えば、そうそう、「ブレイン刺し」ってのもメニューにありますね(笑)。今回は注文しなかったけれど。

店内のサウンドがすごい。客のしゃべり声と、テレビの音声と、高田馬場駅に発着する電車の音。これらが交じり合って、「ガーーー」っていう感じ。この騒音に負けじと、声高にしゃべっていると、酔いも相まって自然とテンションが上がってくる。

まだ少し寒いけれど、前面を全開放した店内、外気の流れ込む感じも、よい。

この店、高田馬場のホームから賑わいが見える。

帰宅しようと馬場のホームに降りると、やきとんの香りが…。

そりゃ寄っちゃいますよ。

やきとん「みつぼ」高田馬場店は、高田馬場駅戸山口をおりたら、右にはしる線路脇の通り。すこし早稲田口方向へ歩いたところ。

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by aroyaroy | 2010-05-01 06:12 | 高田馬場

ミッチーナ ~東南アジアの深いところ~

高田馬場は、日本一ミャンマー料理店の多い街。

さらに、馬場にはミャンマーの地方料理であるシャン料理の店が2軒も存在している(たぶん日本全国でも馬場の2軒だけ)。

そして、同じくミャンマーの地方料理、カチン料理店も2軒ある(多分こっちも全国で馬場の2軒のみ)。

カチンとは、東は中国、西はインドにはさまれるミャンマー最北の州。多くの少数民族が暮らしているが、その多くはキリスト教徒。かと思えば、中国の雲南省にも近いためか、街では漢字の看板も多く見かける。料理に関する特徴といえば、全体的に唐辛子をきかせる傾向があることか。

そんなカチン州・州都の名をとったカチン料理店が「ミッチーナ」だ。

コンクリート打ちっぱなしの、らしくないビルの2階。

モヒンガーなどの定番ミャンマー料理にくわえ、もちろんメニューにはカチン料理が。

注文したのは、「アメーダーカチンチェ」(カチン風牛の煮物)と、カチン風炒飯。

アメーダーカチンチェは、牛のミンチ(というより、あられ状?)を魚っぽい味のする調味料とハーブ類で煮た(和えた?)ような料理。メニューには日本語で「煮物」とあるが、むしろタイの「ラープ」みたいな和えものに近い感じがした。味付けが濃厚なので、白い御飯にまぶして食べると美味かったろう。

カチン風炒飯は、一見フツーの中華料理店で出てくる炒飯のようだが、かなり唐辛子がきいていて辛い。

炒飯と一緒に出たスープは独特だった。具は里芋とほうれん草。スープには鶏や塩漬けにしたタケノコなどが使われていて、少し酸味もある。さらに、どこかでお茶のような風味もただよっている。塩気は少なく、全体的には淡く優しい、柔らかな味のするスープだが、味の構成自体は日本人の味覚センスと遠いところにあり、最初の一口はとまどう。が、慣れると優しい滋味。東南アジアの深いところ、というイメージだ。

注文しそこねたが、「豚のおっぱいの串焼き」などにもチャレンジしたい。スパイスがきいているらしく、ミャンマー山椒(?)が使われているらしい。中国の花椒みたいなものだろうか。

お店は去年の年末オープンしたばかりだそうだ。

高田馬場もう一軒のカチン料理店は、「マリカ」。こちらも近日リポート予定。

カチン料理の「ミッチーナ」は、早稲田通りを、明治通り交差点から早稲田大学方面へ200メートルほど歩いた左側。コンクリート打ちっぱなしビルの2階。

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by aroyaroy | 2010-04-16 02:52 | 高田馬場

バインミー☆サンドイッチ ~ヴェトナム・コーヒー飲みたいっ!~

先日の利用以来、このお店にハマってしまった。

平日の日中も自宅いる家人などは、ひそかにバインミーランチを楽しんでいるようだ。

ところで、券売機にある「コーヒー」(100円)が気になって質問した。

「これはヴェトナム・コーヒーですか?」

「100円ではヴェトナム・コーヒーは出せませんよ」

ごもっともです。

飲めない、と思ったら、急に飲みたくなってきた、ヴェトナム・コーヒー。

ねっとりした練乳を大量投入したカップの上には、かわいらしいアルミのフィルター。こいつでポタポタ淹れた油っぽくて濃厚なコーヒー。最後の一滴がカップに落ちたら、スプーンでよーくかきまぜ、大量のクラッシュアイスが入ったグラスにざっと一気に移して冷却。

甘くて濃厚なカフェスアダー(アイスミルクコーヒー)が、飲みたい。

だいたいにおいてですね、本場のヴェトナム、ホーチミンあたりでヴェトナム・コーヒーを飲もうとすると、あまりいい場所が見当たらないのですよ。

屋台のコーヒー屋さんは、アイスコーヒー用に既に抽出したコーヒーをタンクに用意していたりするし。

カフェでは、ウェスタンスタイルのコーヒーが主流のよう。

正しきヴェトナムコーヒーの伝統を受け継いでいくのは、日本人かもしれない。なんて。

提案。

300円くらいで、出してみませんか?

ヴェトナム・コーヒー。
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by aroyaroy | 2010-04-10 17:19 | 高田馬場

バインミー☆サンドイッチ ~すべて自家製の幸せなベトナム風味~

アジアの街を歩いているとき、パン類はまず食べない。

バミーやクイッティオ、フォーなどの麺類や、ひと皿飯の類など、土地の人たちが常日ごろ愛する食堂や屋台がひしめいているのに、ハンバーガーなんかのファーストフードや西洋料理で腹を満たしてしまうのは、ちょっともったいないからだ。

でも、ヴェトナム、カンボジア、ラオスのバゲットは別。

旧フランス植民地である上記エリアでは、柔らかめのバゲット風パンが美味い。

とくにヴェトナムでは、このバゲットのサンドイッチ、バインミー。

屋台などで注文すると、パンを炭火であぶってから具をはさんでくれたりする風情がたまらない。あぶった表面がカリカリでとても良い。

そんなバインミーの専門店が、高田馬場駅すぐの場所にオープンした。

先日、レバーペーストとヴェトナム風ハムのバインミーをテイクアウト(店先には簡単な椅子とテーブルがあるが、テイクアウトが中心)して、神田川の桜を見に行った。

面影橋から江戸川橋めざし、川沿いの遊歩道を流しながら、ひと齧り。

パンの表面のカリカリ感と、甘酸っぱいヴェトナム風漬け物(大根とにんじん)のパリパリ感が相まった歯ごたえがなんとも言えず楽しい。レバーペーストが濃厚。そこにナンプラーやパクチーなどの風味が複雑にからんできて、とても幸せなベトナム風味が口内で展開される。

ふと思いついて、近所のスーパーで安ワインのハーフボトルを購入。

これがヒジョーに合う。

桜とバインミー。

かなりミスマッチ(笑)。

だけど、歩きながら桜を見上げ、バインミーを齧り、赤ワインをクピリとやる、この開放感にハマった。

実はここ、バゲットが自家製。お店で焼いている。聞けばレバーペーストもハムも自家製。

「自家製にこだわっています」と言う、お店の女性がすこし得意げで微笑ましかった。きっと味には自信があるんだと思う。いや、本当に美味しいですよ!

バインミーは他に、牛焼肉、豚焼肉、鶏焼肉、海老とアボカドなどの種類がある。

店オリジナルの「天然酵母のもっちりパン」やクッキーなども美味しい。

こういう店ができると、本当に嬉しい。

余談だが、店名「バインミー☆サンドイッチ」の「☆」がイイと思った。一発で直感的にヴェトナムがイメージできるからね。

高田馬場駅早稲田口から早稲田通りをシチズンプラザ方向へ100メートルほどのマクドナルド手前を左折。路地を少し行ったところ。

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by aroyaroy | 2010-04-07 04:11 | 高田馬場

プリックタイ ~非マイペンライな丁寧仕事が生み出す美味~

ちょっと、行きにくい場所にあるタイ料理店。

最寄は都電荒川線、学習院下駅。

地域のカテゴリーとしては、高田馬場か、目白か、迷ったが、馬場に入れた。

歩いてみると、高田馬場駅からも、目白駅からも、けっこうある。

しかし、わざわざ歩いて行っても惜しくない、美味しさがある。

先日、食べたもの。

鶏の空揚げのような料理(確か「鶏の胡椒炒め」みたいな料理名がついていた気がするが、スパイシーなから揚げのようだった)と、自家製のタイソーセージのネーム、ソムタム(未熟パパイヤのサラダ)、カオニャオ(もち米)、目玉焼きのせ鶏バジル炒めご飯、などなど。

それに、ビアシン、ビアチャン(タイビールの、シンハー・ビールと、チャーン・ビールのこと。タイの人は、このように呼ぶ)。

ネームは、ヤム(あえもの)にしてもいいし、焼いただけでもいい、とのことなので、焼いただけのにしてもらった。ネーム特有の発酵による酸味もしっかりあり、青唐辛子やピーナッツ、生野菜のつけあわせと食べると美味しい。

辛さは、全体に辛すぎず、かといって、手加減し過ぎず。

「辛さ控えめにしますか? それとも普通?」と訊かれ、「普通で」とリクエストしたソムタムだけが、ピリリと辛い。

盛りつけも丁寧。料理も丁寧。

おそらく、化学調味料など使わないようにしてるのでは?

全体的に、コントロールされている感じがする。

この規模のタイ料理店って、手癖で料理が作れてしまうようなタイ人の料理人さんがいて、それぞれ店によって、イマイチだったり、そこそこ美味しかったり、天才的だったり、いろいろなんだけれども、いずれにしても厳密にレシピなんかを決めているわけではないのが常で、たまに訪問すると、いきなりブレブレに味が変わってしまっていた、なんてことが往々にしてある。

もちろん統計的な裏づけなどがあるわけでなく、個人的なタイ料理店に対するイメージに過ぎないが。

マイペンライ精神、とでもいおうか。

マイペンライとは英語の Never mind のような意味のタイ語で、「気にしないで」とか「問題ない」ってことだが、根底には「細かいこと気にしてると疲れるし、まあまあ、アバウトで行こうよ」的なニュアンスがあって、南国的なおおらかさを感じてしまう。

ま、お客の立場からすると、あまりにマイペンライでは困ることもあったりするが。

しかし。

ここに限っては、そういうことがなさそう。

マイペンライではない味、とでも言おうか。

タイ料理店らしからぬ、仕事の丁寧さを感じる。

気になって、ホームページをチェックしてみれば、シェフはタイや日本以外にも、モルディブ、オーストラリア、バリ島で料理人としての経験があると書かれている。やはり、海外での経験が多いと、多少、その辺りの感覚が違ってくるのかもしれない。

もちろん、マイペンライなタイ料理店が、必ずしも悪いわけではないが。

とにかく、ここのお店は丁寧な仕事の美味しいタイ料理が食べられる、ということで、結論としては、かなりオススメです!

新目白通りと明治通りが交わる高戸橋交差点近くにある大正製薬本社の裏手。

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by aroyaroy | 2009-10-29 01:39 | 高田馬場

傘亭 (3) ~呑みたくなる、お腹がすいてくる品書きの並び~

シルバーウィークあたりから無事再開。

連休中に訪問したが、以前同様の美味だった。

もろみ豆腐を、ひと舐め。

獺祭(だっさい)磨き三割九分を、ちびりと。

しあわせ~。

もろみ豆腐は、豆腐の味噌漬けだが、もうほとんどチーズというか、酒のアテとして最高。

もともと、腐乳などが好きだが、これはもっとマイルドで塩気も少なく、独特の旨みがあってクセになる。

つけあわせの、きゅうりが美味しい。

カキンと冷してあって、しゃりんとした食感。

野菜が美味しいのは、冷やしてんぷらそばも。

きりりとした野菜と、さくっとした揚げたてのてんぷらと、そば。

ひと椀の宇宙をあっちこっち味わいながら、馬場の午後は深まっていくのだった。

酔った勢いで、ちょっと失敬。写真を撮らせていただきました。

いいでしょう。

この品書きの並びを見てると、呑みたくなる。お腹がすいてくる。

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by aroyaroy | 2009-09-24 02:36 | 高田馬場

餃子荘 ムロ (3) ~中国料理の普遍的な美味しさのエッセンス~

餃子荘 ムロ (2)の続き。

この店の料理の、サムシング。

前から、その何かを説明したくてたまらなかった。

みなさん、小理屈が行ったり来たりする、このシリーズに、もう少し、お付き合いください。

そう、そのサムシング。

たとえば。

紹興酒のアテに、ちびりちびり舐めると最高な腐乳。

中国ソーセージの香腸。しかも、かなり美味しいヤツ。

これら、ちょっとしたものだけど、いかにも中国的なつまみ。

こういうものから食事がスタートすると、舌が、きっちり中国になる。

秋には、上海蟹の煮込みそばが出る。食べれば、大陸の季節感が押し寄せてくる。

春巻を注文すると、スイートチリソースがついてくる。

餃子用には、醤油と酢とカラシを混ぜたようなタレが出てくるが、春巻には、あえてスイートチリソースなのだ。

大久保あたりのタイ食材店などに行けば買える、普通のビン入りのヤツだが、まさに、こういうところがムロっぽい。

ムロの人たちは、中国料理や、東南アジアの料理の美味しさを、かなり体得しているんじゃないだろうか。

きっと、いろんなところを食べ歩いているに違いない。

現地の、本物の料理の美味しさを知っている。

なのに。

トムヤムクン炒飯なんていう、ある意味、タイ料理としては邪道な料理をメニューに入れている。

これもまた、ムロ的なのだ。

チャプスイという料理が、そのムロ的なるものの、シンボルのように思えてならない。

オリジナルの中国料理がアレンジされ、異国の地で変質した料理、チャプスイ。

古い料理名であるから、歴史が、その料理のありようというものを保証してくれる。

思えば、われわれが常日ごろ愛する、餃子、ラーメン、カレーライス、とんかつは、すべて外国料理が日本の地で変質し、大衆料理となった例だ。

ムロは、こういう大衆料理をこそ提供しよう、という意思を持っている。

そう感じる。

とはいえ、意思を持っている、という一点が、あたりまえに大衆的な他の中華料理店と決定的に違う。

その意思は、オリジナルの外国料理のことを、よく知っている、ということとも関係があるはずだ。

ムロの料理は、オリジナルに忠実な中国料理ではない、高田馬場の地で変質した大衆料理だ。

なのに。

中国料理の、普遍的な美味さのエッセンスにあふれている。

実は、これ、ものすごく得難いことなんじゃないか。

(この項、続く)
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by aroyaroy | 2009-09-15 03:35 | 高田馬場

俺の空 ~ラーメン屋の行列、それは考えさせられる問題~

01年に開店し、とても美味しいので、通っていたラーメン店。

いわゆる魚と豚のWスープに、刻み玉ねぎのアクセントが新鮮だった。

新店だったせいもあるが、厨房にも無駄がなく清潔で、美味しいラーメンが出てきそうなオーラが濃厚に漂っていて、とても頼もしい店だった。

「豚そば」を注文し、麺を平らげたあと、残りのスープとともに「豚めし」をいただく。そんな自分オリジナルな食べ方を勝手に開発し、行くたび楽しんでいた。

しかし。

ある日、突然、店の前に長蛇の列。

入れない。

別の機会に行ってみる。

やはり長蛇の列。

なにか、異変が起きている。

聞けば、年末のラーメンランキング番組にて、第1位の店として取りあげられたことで、たいへんな行列店になってしまったのだという。

ラーメン屋の行列。

それは、ちょっと考えさせられる問題。

なんとなく、並びたくない。

ラーメン屋ごときに並ぶのはバカ、という、身も蓋もない意見もあるが、決して、そうは思わない。

食べたいなら、並べばいい。

並ぶのは、人の勝手である。並んでいる人間をバカにする必要はないし、並んでいるほうはバカにされたって、とにかく並んででも食べたいのだから、バカにする人間を相手にする必要はまったくない。

しかし。

やはり、並ぶのは、骨が折れるのだ。

それが10分やそこらなら、まだガマンできるが、30分、そして1時間ともなると、考えてしまう。

自然と、足が遠のく。

また、別の感情もわいてくる。

せっかく自分のお気に入りの店として、通うのを楽しみにしていたのに、それこそテレビ番組ごときのせいで、そのペースを乱された、なんとも言いがたい苦々しさ。

もちろん、店は儲かるからいいのだが。

くわえて、大勢の人間が群がる店には、かえって興味が失せてしまう。そんな、天の邪鬼な気分もある。

さらに、足が遠のく。

そんなこんなで、数年。

最近、たまたま通りかかったので覗いたら、あっさり入れた。

「豚めし」の文字が券売機になかった。

ラーメンの「掛け豚そば」が売り切れで、つけめんの「漬け豚そば」を注文。

昔の記憶が定かでないが、麺が変った気がする。

隣には、店先にワイン樽のテーブルを出した、最近オープンしたと思しき飲み屋があって、「俺の空」と並んで、なんとなくいい雰囲気を醸している。

同じ通りには、池袋で繁盛している「やきとん みつぼ」の高田馬場店がオープンして、ちょうど1年。

よさそうな店が集まる通りって、いいもんだ。

山の手線の線路脇が、庶民派うまいものストリート、になれば面白いと思う。

「俺の空」は高田馬場駅、戸山口を右に出て、すぐ。

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by aroyaroy | 2009-09-14 00:05 | 高田馬場

餃子荘 ムロ (2) ~バクト。料理名の由来が知りたい~

餃子荘ムロ (1)の続き。

バクト。

このお店のモツ煮込みは、こう呼ばれている。

「バクト」、ってなんだろう?

博徒?

な、わけないか。

名前の由来が知りたい。

ふと、思い浮かべたのは、マレーシア中華料理の「バクテー」。

「バクト」と「バクテー」。

なにか、関係ありそうでしょ?

バクテーは、マレーシアの中国人が作り出したマレーシア発祥の料理で、土鍋で骨付き豚ばら肉を漢方系スパイスとともに煮込んだ庶民の定番。漢字では「肉骨茶」と書く。「茶」とあるが、お茶ではなく煮込み料理だ。マレーシアでは、なぜか、このボリューミーな一品が朝ごはんとしてよく食べられており、実際、これがあるとご飯が美味しい。ほんとうに、朝からご飯がすすんでしょうがない。

バクテーには、豚ばら以外に、臓物系が入る場合もあるから、バクトは、この料理が何らかの原型になっているんじゃないか。

あるいは。

マレーシア発祥の料理、と書いたが、マレーシアの中国人たちは福建や広東からやってきた歴史があるから、そのルーツは大陸中国にあるのかもしれない。それと、何らかの関係あるのではないか。

そんな想像をしたりする。

ただ、それをお店にたずねてみたことは、残念ながら、ない。

なぜ、こんな想像をするのか。

たとえば、メニューにはほかに「チャプスイ」なんて一品がリストされている。

チャプスイは簡単に言うと、肉野菜あんかけ炒め、のような料理で、アメリカ式中華料理と言われており、昭和元年創業の銀座アスターが日本に紹介したとのこと。

どうも、こういうのに弱い。

その起源に、物語がありそうな料理。

早稲田通りの西友前あたりにある、スワガットの項でも、インド式中華料理の「野菜・マンチュリアン」に注目したが、いわくありげな、この手の料理に、どうも惹かれてしまう。

すこし方向性は違うけれど、最近登場したメニューに、「トムヤムクン炒飯」がある。

日本で最も知られたタイ料理といえばトムヤムクンだが、このトムヤムスープの味をつけた海老入り(クン=海老)炒飯。もともとタイにはトムヤム炒飯(や、トムヤム麺)は存在しないはずで、いわゆる創作料理、というか、オリジナルをアレンジした料理だ。

タイ料理店にトムヤム炒飯があっても、まあ、普通な気がする。

しかし。

これがムロのメニューにリストされていると思うと、なぜかそそられるものがある。

この感覚、わかってもらえるだろうか。

さらに、食後の飲み物に、ベトナムコーヒーがある。

これも、ちょっと不思議だが、頷いてしまう感じがある。

たしか、お店の誰かがベトナム旅行から帰り、ベトナムコーヒーと専用のアルミドリッパーを仕入れてきたことがきっかけで、リストされたんじゃなかったか。

もうひとつ思い出した。

消えてしまったと思われるメニューに、「プーアール茶漬け」があった。

笑ってしまうが、そのまんま字のごとく、中国茶のプーアールのお茶漬けだった。

香港や、大陸の広州など広東あたりだと、ポピュラーなのは烏龍茶やジャスミン茶ではなく、プーアール茶だ。

その、お茶漬け(笑)。

うーん、考えたことなかった!

今はメニューにないと思うが、悪くなかった。

ムロらしい気がした。

(この項、続く)
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by aroyaroy | 2009-09-12 05:01 | 高田馬場