傘亭 (2)

先日、店先に写真のような告知があった。

早く良くなられることを、祈っています。

そして、再開したら、すこしでも早くかけつけたいと思います。

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# by aroyaroy | 2009-09-01 23:05 | 高田馬場

餃子荘 ムロ (1)

なんか、手ごわそうだ。

そんな風に思って、はじめから続きモノにしておこう、ということで、タイトルに(1)と付けてみた。

何が手ごわいかって?

このお店、そのものが、である。

ホームページに「Since1954」、と書かれているから、1954年創業なのだと思う。

半世紀を越えている。

老舗だ。

むろん京都などに行けば、創業100年を超える日本料理店など珍しくないだろう。が、高田馬場という場所で、餃子一筋50余年。これは、相当なことだと思う。

もちろん高級店、というのとは違う。

しかし、老舗であることからくる、敷居の高さは、間違いなく存在する。

1階のカウンターに座ると、まわりは常連客ばかり、ということも。

人の家でご飯を食べている感覚に、少し近いかもしれない。

ネットを見れば、「小学生のときから食べている、ムロの味」みたいなことを書いている人もいる。

常連というより、岩室家の台所(のような場所)に、あがり慣れた人たち。

そんなお客たちが、少なからず存在する、という感触がある。

ただし、そうはいっても、店員と常連客がべったり慣れあい、といった、ありがちな状況には、絶対ならない。

お店の方々は、お客と、絶対的なある一線を引いている感じがする。

そのあたりに、お店のプライドのようなものを、ビンビン感じる。

そういったもろもろ、全部をひっくるめて、さりげなく敷居が高いのだ。

レストラン情報サイトのユーザーレビューを見ると、サービスを疑問視する声がある。

注文は、注文表に自分で書き付けなくてはならず、また、混んでいると、追加注文を受け付けてくれないときがある。

そして、その断り方が、わりとそっけない。

ビールは、小瓶しか置いていない。

などなど。

だからといって、この店に「サービスが悪い」という言葉が、当てはまるか。

いや、それは見当外れだろう。

行けば、普通の古びた中華料理屋さんで、値段もさほど高いわけでなく、誰でも楽しく普通に食事ができる、はずだ。

こう書くと、誤解されるかもしれないが、サービスがどうこう、という店じゃない。

まあ、レビュー投稿者の気持ちが、わからないではない。

評判の老舗であるという事前情報を得て、なにかしら、過剰に期待するものがあったのだろう。

とはいえ、その期待を、一般的に考えられているサービスの質、のようなものに求めるのが、見当違いなのである。

おそらく、そのあたりにも、さりげない敷居の高さ、というものが関係している。

私の場合、それは、さらに以下のようなことにも関係してくる。

つねづね、ある質問をしてみようと思っている。

が、小心者のため、なんとなく気後れしてしまって、結局、今のいままで聞きそびれている。

とくに、紹興酒で酔っ払ってしまうと、またにしよう、と思ったりして、それまでだ。

それは、

「バクト」って、何ですか?

という質問。

もちろんバクトが、モツ煮込みであることは知っている。行けば、注文するから。

そうではなくて、なぜ、モツ煮込みを「バクト」と呼ぶのか、その由来が知りたい。

そう。

料理名の由来を知りたくなる。

そんな店なのだ。

なのに、その質問が、なんとはなしに、しにくい。

そんな店でもあるのだ。

この店の、敷居の高さを感じるのは、そんなときだ。

(この項、続く)
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# by aroyaroy | 2009-09-01 18:51 | 高田馬場

中国酒家 貘

ビルの地下にある。

同ビルには、書店の「芳林堂」が入ってるので、よく足を運ぶ。

ここの地下には、イタリア料理店「文流」も営業しており、三十余年続く老舗の風格を漂わせている。

一方、「中国酒家 貘」は、昨年、あるいは一昨年だったろうか、オープンして間もない。

もと、人気ラーメン店「ぶぶか」があった場所だ。

開店当初の店名「餃子楼 貘」が、少し似ていることから「餃子荘 ムロ」を思い浮かべたが、出している餃子のタイプはまったく異なる。

高田馬場の食シーンにおいて、異様な存在感を放ち続ける、開店半世紀オーバーの超老舗「餃子荘 ムロ」については、いつかそのうち書こうと思っている。

さて、「貘」の話である。

店名の枕は「餃子楼」から「中国酒家」に変ったが、メニューの中心が餃子であることに変りはない。

ここのは、焼餃子も水餃子も、大ぶり。

皮がもっちりしていて、餡がジューシー。噛むとスープがジュワーっとあふれる。というタイプの餃子だ。

記憶があまり定かでないのだが、開店当初は、ここまで「噛むとスープがジュワー」、を強調した餃子ではなかった、気がする。

これを黒酢と生姜でいただく。

度々開店当初との比較ばかりで申し訳ないが、初訪問のころは、各テーブルに黒酢の大瓶が一本ずつ、ドンドンと置いてあって、それだけで、「おっ、いいね」という感じがあった。

現在、黒酢は醤油さしに入っていて、ま、これはこれで問題なし。生姜に関しては、針生姜が餃子の皿に乗ってくるスタイルから、みじん切りの生姜が各テーブルに置かれた壷に入っているスタイルに変更。生姜をたくさん使うのが好きなので、これはとても嬉しい。

餃子のほかに、円盤に焼かれた小麦粉の生地で、卵と韮の具をサンドイッチした鶏卵合子などもあり、個性を出している。北京風の点心だそうだ。

注文したことがないが、上海式小籠包もある。

さらに、この店がいいのは、以上の点心類に加えて、普通の中国料理が美味しいこと。

豆苗の塩炒め、家常豆腐、四川風の辛い羊肉水煮、トマトと卵の炒め…、といった料理を、餃子類とともに必ず注文する。

そして、シメには、炸醤(ジャージャン)麺。

餃子や炸醤麺、というと、やはり北京だろう。

料理人は北京の人だろうか。

変わったところでは、熊本の太平燕も出していたりして、ちょっと企画モノっぽい感じもするのだが、しっかり店のキャラクターをアピールしている。

太平燕が、もともとスープワンタンのような、福建省福州の郷土料理であり、日本で変質して麺料理になった、という事実を知るきっかけにもなった。

まだまだ面白いメニューがある。

おなかに余裕があったら、試してみてほしいのが、バースーと呼ばれる中国式デザートで、漢字では「抜糸糸」(漢字二文字で、二文字目は糸がふたつの日本では使用されない漢字)と書く。

簡単に言うと、大学いもの、バナナ版。

飴がけバナナだ。

これと一緒に出てくるのが、冷たい水が入った椀。

この冷水にバナナを一回くぐらす。

すると、飴が冷えて、固まる。

どうなるかというと、飴はカリカリ、バナナはふんにゃり。

カリふにゃ! な食感が味わえるのだ。

どうというものでもないが、ちょっとした食後の楽しみである。

さてさて。

この店のお楽しみ、ダメ押しで、さらにもうワンアイテム。

店内の有線が、なぜかいつも80年代ヒットチャートである(笑)。

先日他界したマイケル・ジャクソンをはじめ、プリンス、マドンナ、シンディー・ローパー、ジャーニー、ホール&オーツ、ワム!、ポリス、デュラン・デュラン…といった懐かしいのが、何故か毎度かかる。

はっきりいって、ほとんど一緒に口ずさめたりするので、なんだか楽しい。

高田馬場駅前、ロータリー向こう、「F1ビル」の地下1階。

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# by aroyaroy | 2009-08-31 22:30 | 高田馬場

とん太

座敷に、B&Wがある。

B&Wとは、オーディオマニア垂涎の最高級スピーカーブランド。

BOSE、JBL、タンノイ…と高級スピーカーブランド数あれど、B&Wはかなりこだわりの強い音楽ファンが愛用している、というイメージがある。

とんかつ屋の話だ。

厨房で淡々と肉を揚げる店主。

きっと、彼の趣味なのだろう。

こだわりの強そうな、多少気難しそうな男性、という印象。

長めの髪を束ねて仕事に打ち込むその姿は、アーティストのようでもある。

奥さんと思しき女性も、あまり笑ったりしないタイプの人である。

職人。という言葉が、頭をよぎる。

で、出てくるとんかつは、どうか。

とんかつは、以上のイメージをまったく裏切らない職人の仕事、と言おうか、今まで食べていたとんかつって何だったの、と自分に問うてしまうような、本当に最高の美味なのである!

まず、誰でも一口で、おっ、となる美味しさは、衣にある。

ほんとうに、サックサクだ。

時間が経っても、そのサックサク加減が、さほど減退しない。

最後の一切れまで、かなりサックサクな状態で楽しめる。

そして、肉がふっくらやわらかジューシーで旨みに満ち溢れている。

サックサク、と、ふっくらやわらか。

言葉で表現すると、相反するかのような、このふたつの食感。

このふたつの食感が、見事に寄り添っている。

サックサク、と、ふっくらやわらか、の繋ぎが絶妙、とでも言おうか。

よく、食べているうちに衣が肉から離れてしまうとんかつがあって、非常に残念な思いをすることがあるが、ここのは、離れない。

サクッサクと、ふっくらやわらかが、最後までぴったり寄り添っている。

ここを知るまで、とんかつはロースを愛好していた。

脂身が好きなので、ヒレはあまり食べない。それに、ヒレは少しパサパサしていて、豚肉らしい美味しさがあまり味わえない、と思い込んでいた。

そんなこと、なかった。

ここのヒレは、絶妙。肉のジューシーさとは、これである。

噛んだとき、旨みがジュワっと出てくる感じが、本当にする。

これほどのとんかつに、大味なとんかつソースをべっちゃりかけてしまうのは、忍びないだろう。

そこはさすが、きちんとフォローされており、テーブルとカウンターには、ベトナム天然塩、ごま、醤油、ケチャップ、ソース、からし、などの調味料に加えて、小皿がたくさん用意され、さまざまな食べ方を試せるようになっている。

店も勧めていることであるが、はじめは何もつけず、次は塩だけで食べてみる。などを試みてほしい。

とんかつの皿についてくるレモンと塩、なんて組み合わせも美味しい。

ごまと塩、醤油とからし、などもイケる。

いくつか小皿を並べて、さまざま組み合わせを試しながら食べ進むのが、自分としてはかなり楽しい。

いやー、美味いな。

肉の質や、扱いも良いのだろうけど、やっぱり揚げテクなんじゃないか、と思う。

冬は牡蠣フライがいい。

サックサク+ふっくらやわらか、のテクが牡蠣フライに応用され、これまた素晴らしいことになっている。

ああ、褒めすぎか。

でも、とんかつラバーとして、心底思う。

東京で、もっとも美味しいと思えるとんかつ屋が、家から一番近いとんかつ屋だった、という、この幸せ!

満腹して店を出るとき、職人気質な店主が、いかがでした? という風な素振りで、きっちりこちらに目を合わせながら「ありがとうございます」と言ってくれるのが、なんとなく嬉しいのであった。

新目白通り、山の手線ガードより、少し面影橋寄り。

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# by aroyaroy | 2009-08-25 02:31 | 高田馬場

タイレストラン&バー D‐Four (2)

目白通りのタイ料理店、タイレストラン&バー D‐Fourの続報。

先日のランチで、冷やしトムヤムクンヌードルなる、夏系創作料理を頼んだら、美味しかった。

スープは、ココナツミルクベースで、トムヤム系スパイスが効いていて、赤い唐辛子オイルっぽいのが散らしてある。具は野菜類とエビ。砕いたピーナッツが散らしてある。麺は、素麺みたいだった。店員さんに確認したらセンレック(タイの米麺クイッティアオの細麺)って言ってたけど、なんか素麺っぽかったような…。

家でマネして、作ってみた。

トムヤムの材料はないので、グリーンカレーペーストを、冷たいココナツミルクに溶かす。ナンプラー少々。あと、冷凍してあったレモングラスと、こぶみかんの葉っぱを細かく刻んで投入。スープの素も少々。適当に唐辛子オイル作って散らす。にんにくの香りも、少し。具は冷蔵庫にあったトマト、アボカド、胡瓜など、これもテキトウに。麺は素麺。松の実があったので、ピーナッツ代わりに散らす。冷やしトムヤム…、ではなく、冷やしグリーンカレーヌードル、みたいになったが、割とイケた。

自分の料理自慢をしても、仕方ないのである。

そうそう、以前と、店員の女の子が交代していた。

けれど、やっぱり、以前と同じような感じの路線で、かわいかった。2人とも。

一貫した何かを感じるのだが、考えすぎか?

トムヤムヌードルに話を戻そう。

タイ料理って結構創作系が普及していて、バンコクではスパゲティ・ゲーンキョウワーン(グリーンカレー・スパゲティ)とか、割と普通にあって、悪くなかったりする。

たしか以前、有楽町ガード下のタイ料理店のメニューにスパゲッティ・ゲーンキョウワーンがリストされていて、おっ、と思って頼んだら、「やってません」とすげなく断られた記憶がある。

人気がなかったのだろう。

そりゃそう、という気がする。

カレーうどんはポピュラーでも、カレースパゲッティは、はやらない。

それと同じことか。

ならば、グリーンカレーうどんは?

ダメだろう。

しかし、冷やしトムヤム麺ならば、人気が出そう。

夏の特別メニューとして、日本のタイ料理店のメニューに結構フツーにリストされているイメージがある。

冷やし担々麺があるのだから、冷やしトムヤム麺があっても、いい。

そういう意味では、D-Fourの冷やしトムヤム、もっと辛さを強調してもよかったのかもしれない。

そんなノリで、タイ料理各店舗のみなさんには、どんどん創作系タイ料理運動を進めて行ってほしいものである。

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# by aroyaroy | 2009-08-24 01:31 | 目白

デニズ

トルコには行ったことがない。

でも新宿、池袋、六本木、その他のトルコ料理店で食事をしたことはいく度か。

その結論から申し上げますと、デニズはかなりのレベルのトルコ料理店である!

美味しいのです。

美味しさの要因は、良くわからないのだが、たぶん、真面目そうなトルコ人シェフの、手を抜かない丁寧な仕事にあるのではないか。

その差が、結構わかりやすいのが、ランチでついてくる、サラダやスープ。

知るかぎり、他のトルコ料理店って、こういう添え物が結構いいかげんで、まったくいけない。

一方、デニズはランチのスープやサラダも、ひと工夫あったり、しっかり作られていたりで、とても美味しい。

信用できるお店って、こういうお店なんじゃないか。

こじんまりした店内の、さらにちょっとした一角を利用した、お世辞にも広い、とは言えないキッチンスペース。

そんなキッチンから、なにか、あまり物音もしないまま、いつ作ってたの? という感じでフイに出てくる、料理の数々。

オススメは、少し値が張るけども、カルシュック・ケバブと呼ばれる、ケバブの盛合せ。

肉のジューシーさと旨みをきっちり味わえる。肉を食べた満足感、というものがある。

野菜類のペースト、メゼの盛り合わせも定番だが、いい。野菜や豆などの味がしっかりしていて、どれを食べても納得。これをエクメックと呼ばれるトルコのパンにつけて食べる。美味なり。

マンティは、ヨーグルトソースに浸されたトルコ風水餃子。

ここで初めて食べたけれど、好物になった。

これを食べつつ、トルコビールのエフェス、もしくはエフェスダークを一杯。さかえ通りを行きかう人波を眺めていると、独特の感慨に襲われる。

さかえ通りって、古い店は古いが、店によって、意外と回転早かったりする場所ですからね。

このお店、オープンして何年経ったか忘れたが、やっぱり仕事の的確さは、お客に伝わるようで、近ごろ2号店が池袋にできた。

池袋店は、それがどういう雑誌なのか、担当のトルコ人スタッフもよくわからないまま、『Hanako』に取材され、よく知らされもしないまま、表紙にまでなってしまったそうだ。

だからなのか、最近本店も、御飯どきに行くと、満席で入れなかったりする。

盛況だ。

なんとなく、よかったよかった。と、思ってしまう。

件の手を抜かないシェフと、日本人女性と、背の高いひょうきんなトルコ男性のトリオが、開店当時のオリジナルメンバーだったと記憶する。

このトリオが、印象的だった。

ひょうきんな男性が「おつり、300万円です」みたいな、関西系のコテコテなのを、なまった日本語でやってくるので、笑った。

いまは、日によってメンバーは違う。

けれど、味は変らない。

今日は席、空いているかな?

高田馬場、さかえ通り、なかほど、パチスロ屋の向かい。

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# by aroyaroy | 2009-08-24 00:22 | 高田馬場

スワガット (2)

高田馬場駅から徒歩3分、早稲田通り、西友向かいあたりのインド料理店、スワガットの続報。

件のインド風中華料理を味わおうと、先々週のウィークデイに訪問。

さっそく、お店の男性に「野菜マンチュリアンと、ハッカヌドルください」と告げる。

しかし…。

ホームページで告知済みにもかかわらず、厨房での用意がまだ、だという。

えっ…。

という顔をしたら、店員の男性が必要以上にあせり出した。

いまメニュー来ない、来週来る、メニューない、キッチンできない、来週できる、今日メニュー来ない、とブロークン日本語で弁解する。

たしかに、メニューにまだ載っていないようだ。

翌週になら出せるらしい。

オッケー、オッケー。また今度来たとき、注文しますから。

ためしに「『茶半』ありますか?」と聞いてみる。

「茶半」は、できるらしい。

そう。例の「茶半」は、「炒飯」だったのであった(笑)。

さて。

出てきたのは、それほどインド風とも思えない「茶半」であったが、美味しくいただいた。多少スパイス風味で、バターで炒めた香りがし、具はトマト、ピーマン、ニンジン。

さらに、ためしに、「パニプリありますか?」と聞いてみた。

パニプリとは、インド国内では一般的だが、東京のインド料理店ではさほどポピュラーでもなく、まだ食べたことがなかったスナックの類。これも同様に、お店のメニューにはないが、ホームページでは告知されいる一品。

なんと、パニプリは、できるらしい!

わくわく。

それほど待つことなく、出てきました、出てきました。パニプリ。

ゴルフボール大の、内部が空洞になったカリカリ生地(揚げてある)の一部分をスプーンでこつこつと割る。たとえるならば、半熟卵の殻の頭を割って、そっからスプーンを差込み、中身を食べるときの、あの要領。で、穴の開いた、そのカリカリボールの内部に、つぶしたじゃがいも中心の具を詰め、さらに冷たくて甘酸っぱいスープを流し込んで、食べる。

カリカリが口の中で、パリっと割れた瞬間、冷たいスープが流れ出し、清涼感があふれる。そして、追っかけカリカリ生地と、じゃがいもの具を味わう。うーん、なんとも時間差。なんとも口内エンタテインメントな一品なのでした。ウマい!

ただし、以上の食し方が正しいとは限らないようだ。

ネットでパニプリの写真を見ると、具が詰まったカリカリボール自体が、じゃぶんとスープに浸かってしまっているのもある。

ま、いろいろなのかもしれない。

インドは広いのである。

細かいことは気にしないほうがいい。

パニプリのスープがさわやかで気に入ったので、店員さんに、どういうものか聞いてみた。

いわく、このスープ、「ジャルジーラ」なるもので、酸味はタマリンド、甘みは砂糖、あとはクミンなどのスパイスが入っているらしい。

はじめての美味である。

店員さんよれば、インド人みんなパニプリ大好き! だそうだ。

このカリカリボールをいくつか平らげ、あとは、南インドの一品、ウプマも注文。

ウプマはセモリナ粉の炒り煮で、これにサンバルとココナツチャトニがついてくる。

こちらも美味でした。

飲み物は、また一本250円のコロナビール。

また、例の店員さんがやってきて、今日インド風中華料理、メニューない、キッチンできない、インド風中華料理、金曜日大丈夫、あなた金曜日来て、食べられる、金曜日、大丈夫ね、あなた、金曜日来る!金曜日ね!とのこと。

金曜日…、件のベリーダンスの日である。

あー。

この人、きっとベリーダンスナイトを、盛り上げたいに違いない。

たぶん、そう(笑)。

踊りやすい服装で行かなくては(笑)。

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# by aroyaroy | 2009-08-17 23:48 | 高田馬場

カオリ・ヒロネ

昨年、春ごろオープンした、人気パティスリー。

目白通りに、小さいながら独自の個性を放つ外観。

コンクリートとウッドでシャープに構成された玄関と、オリーブの木、若きパティシエールのイニシャルを冠したショップのエンブレム。

まず、お店の構えから、凛として、気合いが入っている。

入店して目につくのは、背の高い美しいソファ、小さいが選び抜かれたのであろう端正なショーケース、細かなギャザーがエレガントな、売場と厨房を隔てるカーテン、丸鏡を中心にあしらった金のプリントパターンがモダンなコンクリートの壁。

ハイソだ。

ぐるりと見回せば、もろもろが実に気品にあふれておりまして、庶民派として、多少気後れしてしまうのではあるが、それ、このブログの本旨(庶民な馬場/ハイソな目白、とか)にも多少関係してきますので、自分なりに精一杯気取りながら、美人パティシエールにオススメをたずねる。

薫り高きコーヒーとともに、店内でいただいたのは、フルーツタルトとココアのロールケーキ。

どちらも無花果、葡萄など、フレッシュな果物が際立って美味しい。

聞けば果物にはこだわりがあるということで、フレッシュな果物だけでなく、ジャムやドライフルーツも自家製。

ジャムやドライフルーツに関しては、パティシエールの母上の手によるものだという。

パティエールと、お母様。

このお2人を見ていると、やはり世界が違うな、とため息。

おそらくお嬢様であったろうパティシエール。家柄も良く、若く容貌も美しい、当然ながらなにひとつ不自由なく育ったはずの彼女が(妄想)、そのエネルギーのありったけを傾けて作り上げる、美しい珠玉のスイーツたち。そのスイーツを取りかこむ、これ以上なく端正な店舗と、目白という街。

この感じに、ヤラれているファンが、多いんじゃないかと見た(笑)。

男性客が多いんじゃないかな。

誤解しないように。

決して彼女の顔を見るために来る男性客が多い、というわけではない。

たとえば、料理家で言うならば、一般的な主婦層に人気の高い栗原はるみに対して、よりコアに料理を追究している女性や、さらにマニアックな男性層に支持者が多い有元葉子の違い、みたいな。

あ、有元的なんです、このお店は。

なんだかわからなくなってきたな。

とにかく、なにか、こだわりの方向性が男性的な感じがするんだよね。

同じ通りには、東京のスイーツ事情を語るならば必ず押さえておかねばならない名店「エーグル・ドゥース」がある。

こちらが、非の打ちどころがない全方位な優等生であるならば、個性ある店を愛でようとの趣旨を掲げる当ブログとしては、断然「カオリ・ヒロネ」に注目したい。

目白通り、下落合3丁目信号近く。

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# by aroyaroy | 2009-08-16 20:23 | 目白

志むら

生いちごかき氷で、有名なお店。

1階は、和菓子販売コーナー。九十九餅が有名。

かき氷が食べられるのは、2階、3階の喫茶フロア。

この生いちごかき氷、すっごく話題になっているので、「生いちごかき氷」「志むら」などでググればすぐ画像を見られると思う。だから、当ブログでは、あえて写真は掲載しない。

で、見ました?

ちょっと変っているでしょ(笑)。

みんな「大きい!」って驚くんだけど、それより、形がヘンじゃありませんか?

確かに、30センチ近く山と盛られた氷のインパクトはすごいが、それより、その形。ちょうど、普通に山形に盛られたかき氷の円錐を、上から真っ二つに割った、その半分、というか、そういう状態。そして、その半円錐形の断面が生いちごシロップで真赤に染まっている。なんだか、炎のようにも見える。

あーまどろっこしい。写真を見せれば、すぐにわかるんだけど。でも、このブログ、食べ物の写真は載せないって決めたんです。

偏屈ですいません。

えー、そして。

円錐形が真っ二つ、ということは、丸い器の半分にだけ、氷が乗っているということになる。で、実際、そうなっており、空いた半分は、いちごシロップの海。

いちごシロップの海の中に、半円錐形の氷を、雪崩のように崩しおとして、シロップとシャクシャク混ぜる。

半円錐形氷山の標高の高いところを崩すときは注意が必要。勢いあまって、シロップ海の外に飛び出してしまうことがある。

で、食べる。

美味しい!

シロップは、いちごジャムより、果肉がフレッシュに近い感覚。

アイスとか練乳をトッピングしても、もちろん美味しい。

美味だが、あくまで、ここは形に注目しよう。

宇治金時もヘンだ。

宇治金時は丸く盛られた氷の頂上が、ちょうどカルデラ火山のように凹んでいて、その凹みの内側に抹茶、凹みの底の方に小豆が隠れている。

なにか特殊なセンスを感じるのだが、考えすぎか。

そんなインパクトある見た目を楽しみながら、楽しむ夏の冷たいかき氷、なかなかいいもんです。

喫茶室では甘味だけでなく、お弁当など食事も楽しめる。

赤飯弁当がお気に入り。赤飯もちもち、煮物などおかずのお惣菜もきちんと手をかけたお味。味噌汁つき。

目白通り。リッチモンドホテルの向いあたり。

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# by aroyaroy | 2009-08-09 00:47 | 目白

スワガット

南インド料理が大好きだ。

とはいうものの、南インド料理なるシロモノが、一般的なほかのインド料理と、いったいどのように異なるのか、正確に解説する自信はない。

南インド料理に関する著書もある、カレー伝道師の渡辺玲さんの書いたものなど読めば、的確だと思うので、気になる人はググってみてほしい。

とはいえ、やはり好きなものは好きなので、たびたび食べに行く。

よく食べるのは、ミールスと呼ばれる定食。

サンバルやラッサムというシャバシャバしたスープカレーをメインに、いくつかのカレーや炒めものなどが、真ん中に盛られたご飯をかこむ。普通のインドカレーと違うのは、油があまり使われておらず、タマリンドなどの酸味を効かせたものがあったり、全体的にさっぱりしていて、ヘルシーな感じがするということ。インド・タミルナドゥ州の本場では、庶民的な食堂に行くと、銀のプレートではなく、バナナの葉に盛られたりする。

もうひとつ、代表的なのが、マサラドーサ。

カレー味に炒めたじゃがいもを、パリパリのクレープのような生地でくるんだ料理だ。これに、さきほどのミールスにもついてくるサンバルや、チャトニと呼ばれるペーストをつけて食す。

どちらも非常に美味。

インドカレーは、やっぱりライスじゃなくてナンだよね、というカレーレベルに飽き足らない食いしん坊には、ぜひ挑戦していただきたいジャンルである。

しかし。

長々書いてきた南インド料理。専門店が、馬場や目白にあるわけではない。

すいません。

美味しい南インド料理専門店は、麹町や八重洲にあったりするので、これもググってみてください。

じゃあ、馬場と目白はどうなんだよ!?

実は、高田馬場のインド料理店「スワガット」に、少ないながら、いくつか南インド料理のメニューがあるのだ。

マサラドーサ、ワダ、ウプマ、イドゥリといった料理が、それ。

残念ながら、大大大好きなミールスはない。

でも、近所で南インドの味を楽しめるのは有難いので、たまに訪問している。

ある日、食事をしていたら、唐突にベリーダンスショーが始まった。

ベリーダンスって、トルコとかのモノではなかったっけ? そう思う間もなく、セクシーなダンサーのお姉さまに手招きされ、一緒に踊るハメに。

ハメに、なんて書いたが、けっこう楽しかった。

お姉さんはキレイだし、食事代だけで、ダンスを見たり踊ったりするのはタダですからね(笑)。

この出来事は2009年の6月だが、たったいま同店のHPを見たら、なんと「インド式中華料理」なるメニューが!

そんなのあったけ? 新メニュー?

むかし南インドを旅したとき、ポンディシェリーのホテルのレストランで中華料理フェアをやっていて、不思議な感じがした思い出がある。結局、食べなかったけれど、中華料理を作る料理人は中国人ではなく、ネパール人だと聞いた。

そこで出ていたような料理が、高田馬場で食べられるというのだろうか?

メニュー名を見ると「ハッカ・ヌドル」「野菜・マンチュリアン」「茶半(ご飯)」などとある。

うーむ。

非常に怪しげであると同時に、アジアの料理文化に少なからず興味を持つ者として、非常にソソられる感じもする。

食べに行かねば。

食べたら報告します。

そうそう。ベリーダンスを見た日、コロナビールが一本250円の激安だった。

早稲田通り、西友の向かいあたり。

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# by aroyaroy | 2009-08-04 03:07 | 高田馬場